BAKUDAN全話詳細レビュー

宮下あきら。
皆さんご存知の通り、「魁!!男塾」や、「激!!極虎一家」で知られる売れっ子漫画家です。
そんな宮下先生が1994〜95年に週刊少年ジャンプ誌上で連載していたのが、「BAKUDAN」という作品。
このBAKUDAN、あまり人気が出なかったようで、全17話、コミックスにして全2巻という短命で打ち切られてしまいました。
男塾で確固たる地位を築いた宮下先生といえど、所謂ジャンプシステムから逃れることはできなかったようです。

さて、このBAKUDANですが、ネットの世界ではネタとして取り上げられる以外、まともに言及されることが
ほとんど無いと言っていい状態です。
「BAKUDAN 宮下あきら」でググった結果がわずか521件という有様。
しかも、BAKUDANについて書かれた内容はどれも1ページ以内に収まっていたり……。

そんな話を聞くと、「『BAKUDAN』ってどうしようもない糞漫画なんじゃないの?」と思われるかもしれません。
まあ、事実そうなんですが。
しかし、個人的には大好きなんですよね、この漫画。
確かに無茶苦茶な漫画ではあるんですが、「面白い漫画を描きたい」という宮下先生のプリミティブな熱意が
随所に感じられます。
このことは「バラモン(なぜか変換できない)の家族」を読んでいても感じることです。
正直、惰性で描いている感じが否めない「暁!!男塾」なんかよりもよっぽど気合が入っているように思えます。

私としては少しでも多くの人にBAKUDANの魅力を知ってもらいたい。
しかし、読んだことはあるという人はそれなりにいらっしゃるかと思いますが、「なんかボクシングやってたなぁ」とか、
「そういえばバブル銀行ってキャラが……」とかその程度の記憶しかないという方も少なくないと思います。
そんなわけでこの企画。
BAKUDANをGONG1(要するに第一話)から詳細にレビュー。
見所について語っていきたいと思います。

・GONG1 バクダン登場!(近日公開)


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